盆栽とコケ

niwazou2012-02-16

  盆栽にコケ。 なんだかセットのように思ったりするけど、盆栽にはコケを貼るのが普通かというと、そんなことはありません。
 コケを貼るときれい。 昨日のケヤキみたいに、イメージする風景を作りたいとき、コケがあるといい感じに仕上がります。
 しかし、盆栽のメインである植物は、生きていく上で土が乾くことも大切なのに、コケを貼ったことで乾きにくくなるってこともある。 土が見えないと乾き具合もわかり辛くなります。
 というわけで、水の管理が心配だったり、盆栽は初めて、という場合は、コケは貼らない方がいい。 見た目の美しさも捨てがたいけどねー。
 ついでに、コケは買うと結構、値も張りますぞ。
 じゃ、きのうの全面貼りのコケも、すんごい金額になったんじゃないかというと、これは大丈夫なんです。 先日も使った 「自宅マンション産」 だから、0円。 (じゃなきゃ、こんなに大量には使わないぞ)
 リフレッシュ前に貼られていた 「シラガゴケ」 は美しいけど結構デリケート。 しかし、このコケは、ほどほどに日当たりが好きで乾きにも強い、というお庭向きのコケだし。
  自分で作ったり育てたりする盆栽には、丈夫なコケがいい。 自分のお庭に生えてるようなものがあれば、それを使ってもいいと思います。
 人の敷地や公共の場所や、自然の状態を保護しなければならない山などのものを勝手に採ってはダメだけど、道端にあるものを使うのは有りでしょう。 でも、その際、ダンゴ虫とか変なものを連れて帰ることもありますから、ご注意をね。
 左の写真は、コケを貼る前に土の表面に 「ケト土」様のものを重ねたところです。 
 植えこんだ土に直接コケを置いて、ピンで留めたりしてもいいのだけれど、活着しないこともあるので、湿らせたこういう土を使うと上手く貼れます。