雪解けの香り

niwazou2012-03-01

 雪の上に残る足跡の間に、ピンク色が点々と。 写真が小さいですけど、わかるかしら。
 これは 「梅」 の花びらです。 お散歩道にある梅の木も、やっとお花が咲いたのです。 いま五分咲きくらい。 
 近づくと、ほんのり優しい香りがします。 梅の花は、開花直後の朝がもっとも強く香るということですが、今日は特別で、夕方の方が強かった。
 雪解けの湿度のせいでしょうか。 10mくらい離れた場所からふわーっと。
 海外で買った香水を日本に帰ってつけたら、「うっ」 となるくらい濃厚で ・・・なんてのはよく聞く話。
 湿度が高いと香りも強くなる、ということなのですが、咲き始めた花を香らせるこの季節の湿気、ちょっといいですね。
 さて、花木の開花に心躍る早春ですが、梅に関しては満開の姿よりも、ひと枝だけにちょこんと咲いている花、そういうのが好まれたりします。
 品のいい盆栽なんかだと、わざと蕾を取ってお花を減らしたりもするそうですよ。
 姿も香りもちょっと控えめ。 冬眠明けに咲く花は、そのくらいがちょうどいいのよね。