春色
3月になると、待ってましたとばかりに春からのお花が並び始めます。
種類はもちろん、どっと増えるけど、それよりも目がいくのは花色。 写真の 「プリムラ・ジュリアン」 みたいな微妙な混色、曖昧な色のものが豊富です。
濃いめの色だって、こんなふう。
サーモンピンクっぽい赤色に、なんとなく混じっている黄色。 分量によってはうるさくなる2色ですが、ほんのりとにじんだ感じが、まさに 「春色」 です。
こういう色は、単品で配色が完成してるから、これだけ1種類をまとめて植えると素敵だろうな、と思います。 組み合わせを考えなくてもいいし。
寄せ植えも悪くないけど、白とか、葉モノの緑を 「さし色」 にする程度で、そのものの持つ雰囲気を活かしてあげると、もともとの色を活かせるように思います。
そしてこちらは 「ネメシア」。
手前のは、黄色と紫色という反対色の組み合わせですが、淡い。 消えそうに淡い。
このぼんやりした色味は、真夏の太陽の下では色褪せたようにも見えるかもしれないけど、いまの季節ならいいかな、と思う。
春のやわらかい光は、ぼんやりさんにも優しいのだ。