梅雨の香り

niwazou2012-06-22

  どしゃぶりの雨で、近くの神社の梅の実がすっかり落ちてしまいました。
 ああ、もったいない。 これで、いっぱい梅干しできそうだなぁ ・・・と、一応言ってみる。  私は梅干し、作らないんですけどね。
 梅干しを見ると、実家で梅干しを漬けていた母がある年、カビが生えたものを捨てながら 「捨てるのがイヤだから作るのやめる。 もう買う!」 と言っていたのを思い出します。 妙に記憶に残っております。
 カビが生えてしまっても、対処法はあるようなのですが ・・・ 面倒で捨てちゃったんでしょうね。
 梅雨って言葉の由来は、“梅の実が熟す頃だから” という説、“カビ(黴)の生えやすい季節だから”「黴雨(ばいう) → 梅雨」 という両方の説があるらしい。 
 昔っから、梅の季節はカビの季節なのだ。
 実際には、2人家族の我が家ではそれ程梅干しを食べないのです。 少量パックがあれば十分足りるので買う、というだけの話なのですが。
  でも、もしも自宅の庭に梅の木があって、こんなに実ができたら、きっと無理やりにでも漬けるだろうなー。
 家庭菜園と同じで、自分で作ったもの・自分の庭でできたものには特別な思いが湧いてきて、余すところなく食べたり利用してあげたくなる。 何かを作るってそういうことですよね。

 転がっている梅の実の側に寄ると、いい香りが漂ってきました。
 お花のときもそうだったけど、湿度が高いと香りが濃くなる。 梅雨時期ならではの香りです。