思い出のガウラ

niwazou2012-07-27

 写真はもう6年も前。 友だち3人で、市民農園を借りていた時のものです。
 当時の私たちは 「お庭にあっても違和感のない家庭菜園」 を作ってみようと、畑を板で仕切ったりお花を一緒に植えてみたり、と、形から野菜作りをスタートしたのでした。
 初心者であるうえに、野菜をちゃんと作るという本来の目的から離れたところに力が入っておりまして、案の定、収穫量がとっても少なかった私たちの畑。
 近隣で、本気で野菜の世話をしてるおじさんたちには 「あんたたち、優雅だね〜(=野菜作る気、あるんかい?)」 とか言われていました。
 褒められてない、わよね ・・・ 今となっては、いい思い出ですけど。
 さて、夏の畑には 「ガウラ (白蝶草)」 が咲いていました。
 確か植えたのは私。 仕事の材料で残ったものを、何の気なしに植えておいたら、どんどん株が大きくなって。 野菜を育てるスペースがどんどん狭くなっていったのでした。
 農園には1週間に1度くらいしか行けなくて、日陰なし・雨なしの過酷な夏の気候をものともせず、小さな蝶が舞うようにヒラヒラと咲くガウラ。
 それまでは、季節花として寄せ植えの材料に使ったりすることが多かったガウラは、背が高くて繊細な印象でしたが、じつは、強健な 「ワイルドフラワー」 であったことを知ったのでした。
 お花ひとつひとつの寿命は短いけれど、長い茎に次々と咲く。 株がぜーんぶ花で埋まるような華やかさはないですが、それがかえって野草っぽくて、自然な感じのお庭にぴったりです。
 もうすぐ8月。 新たにお花を植える季節ではないけれど、ガウラはたぶんイケますよ。