ガウラの切り戻し

niwazou2012-07-30

先週に引き続き 「ガウラ Gaura lindheimeri」 。 こちらはW邸に咲く、ピンク色のガウラです。
 記憶をたどれば、10数年前はガウラといえば白い花でしたが、この頃はこの紅花種の方をよく見かけるようになりました。 
 和名の 「ハクチョウソウ(白蝶草)」 は、細長い花茎に小さな蝶が舞っているように見えることからきてるらしいけど、もう1つ、「ヤマモモソウ(山桃草)」 という呼び方もあるので、昔からあったのだと思いますけど。
 花の色にも流行がありますね。
 ガウラは初夏〜10月と、長くお花が楽しめる宿根草です。
  前回の話のように、強健なので何もしなくても育ちます。 が、放っておくと暴れる。 花茎が細いので背が高くなると倒れやすくなります。
 ナチュラルガーデンならばそんなワイルドな感じもいいけど、秋まできれいな姿で楽しむためには、今の時期に 「切り戻し」 をしておくといいです。
  具体的には、長く伸びた花茎を2分の1程度の高さで切る。 そうすると、1ヶ月ほどで次の花が。
 開花の終わった茎をその都度カットしてもいいけど、結構な手間ですから、一度に全体を切り詰めるのがお勧めです。 
 一度に切ると、次の花は、だいたい同じ背丈・同じタイミングでいっせいに咲くので、華やかにもなるし。
 左はW邸の階段に沿った花壇です。
 奥様がご自分で植え足したものは、思ったより背が高くなってしまいました。 矮性種も出ていますが、翌年にはぐーんと大きくなってしまうこともある。
 でも、切り戻しをすれば、ある程度背丈をコントロールできます。
 病害虫の心配もないので、夏のお庭にぜひ取り入れてみてほしいです。