ハーブのチコリ

niwazou2012-07-31

「チコリ Cichorium intybus」 はハーブ。 「タンポポコーヒー」 みたいにコーヒーの代用に使うんだっけ?
 チコリの知識はその程度だけど、きっと何かに使えるだろうと植えておいたら、ある日、真ん中からニョキニョキと茎が伸びてきました。
背丈は1m30cmもある。
 その茎に、次々ときれいなお花が咲きました。 澄んだブルーの、菊のような形のお花です。
 しかし、この茎の暴れた感じはまさに野草。 お花はきれいだけど形にまとまりがなく、お庭などで使うのは難しそうですね。
 チコリがコーヒーの代用になるのか? という点については、「コーヒーに似た香り」「あっさりしたコーヒー味」 のハーブティー、というのが正しいようです。
 タンポポと同じように、根を乾燥させて炒ったものを抽出して飲む。 炒ると、カラメルっぽい味がするようです。
 その他、ハーブとして自分で利用するとしたら? なんですが、これが、これといってないような気がするんですよねぇ。
 花をサラダとしてあしらう、とか、間引き菜をレタスのように、という表記もあるけど、どれも無理矢理感がある。
 ところで、「エンダイブ」 が主流だけどチコリと呼ばれることのあるコレ、サラダで食べるこの野菜は、我が家のチコリとは別のものです。 ↓
 同じキク科の近縁種ですが、エンダイブは野菜。 1〜2年草です。
 地際に葉がモサモサっと広がって、花の咲く頃になると急に茎が伸び出して、というのは我が家のチコリと同様ですが、食用のエンダイブは、株が育ってきたら中心部分に日を当てないように、ヒモで縛ってまとめるんだそうです。(=軟白処理といます)
 暴れん坊をしつけて、食用に育てるって感じか。
 さらに、白菜の芯みたいな雰囲気で 「アンディーブ」 が普通だけど、これまたチコリと呼ばれる野菜がある  → 
 このへん、イギリス系文化圏と、ラテン文化圏で呼び方が違っているため、日本ではもう呼び名がゴチャゴチャで。
 私には、これ以上の説明は無理です ・・・。
 とりあえず、ハーブとして売られているチコリの苗は、食用には向かないし、利用も結構難しい、とだけ言っておきましょう。 以上。