バーガンディーの秋

　植物の仕入れに来ています。
　ずらりと並んだポット苗。　奥の方の濃いピンクはガーデンシクラメンですが、それ以外、並ぶ苗の色味が春夏に比べてぐっと渋くなりました。
　季節を演出する植物として、お花の色も葉の色も、赤紫系のものに人気が集まる１０月。
　ワインレッド　(最近では「バーガンディ」っていい方が流行り？）　というか、赤銅色というか、そんな色の植物の種類、増えましたよね。
　たとえばこんな色の。
　この　「コルジリネ」　は、とりたてて秋という感じではなく、年中出回っている観葉植物ですが、秋になるとこういう色が目につきますよね。　
　さて。　コルジリネは、ニュージーランドが原産の観葉植物ですが、暖かい地域では地植えもできます。
　最近では、東京近郊でもお庭で育ってるのをよく見かけます。　寒さにもけっこう強いのです。
　ただし、もともと高さ１０ｍくらいにもなる植物。　１０ｍと言わないまでも、大きくなると結構インパクトのある姿に育ちますので、地植えにするなら大きく育ったときの姿を確認してからにしましょう。
　「大きくなったコルジリネが、変な形になっちゃった」　というのを見てみると、邪魔な葉を切ってバランス悪くなってる場合が多いです。
　とまあ、小さいときの形だけで選ぶと失敗することもあるけれど　・・・それはそれ。　やってみなくちゃわかりませんからね。
　コルジリネ以外にも、渋い赤系の植物がたくさんそろっている１０月。　秋の庭に取り入れてみてはいかがですか？