業平柊南天のこと
1ヶ月ほど前にW邸で撮ったものですが、これは 「ナリヒラヒイラギナンテン Mahonia confusa 'Narihira'」 です。
漢字で書くと 「業平柊南天」。
こちらでは屋外の壁際、日当たりイマイチの場所ですくすく育っておりますが、もっと条件のよくない日射しの少なーいベランダで、他の植物がすべて枯れても生き残ったのを知っている。
かといって日なたが苦手かというとそうでもなく、ナリヒラヒイラギナンテンは植栽できる範囲がたいへん広くて、丈夫な植物です。
葉の雰囲気がいいよねー。
和風に見えてコレ、洋風な植栽の中でも映えます。
と、お庭でとってもいい味を出すナリヒラですが、ちょっと気をつけたいのはお花の咲く時期。
以前も話題にしたことがあるけれど、ヒイラギナンテンの中でも、このナリヒラや 「ホソバヒイラギナンテン」 といったものは、花が10月に咲き始めます。
黄色くて可愛いのですが、これスズメバチの好物だから、10月に活発に飛び回るスズメバチに見つかったら大変!
お花はきれいですが植え場所には注意する必要があります。
そうはいっても、観葉植物としては魅力的な木なので、「蜂が怖いので使わない」 というのも惜しい。
だから私は蕾をとってしまいます。
いま作業中の、Sさんちのベランダにある株にも蕾がいっぱいついていますが、全部カットしました。
花が咲かなければ蜂もきませんからね。 もったいないけど、安心、安全には替えられません。