11月から12月のこと
お宅のバラは今、どんな状態ですか?
11月も終わりに近づきましたが、夏剪定はせず、自然に任せて花がら摘みを繰り返していた四季咲きのバラは、まだお花がついているものも多いでしょう。
日ごとに気温が下がってきて、花もちはよくなるのよね、秋のバラは。
しかし、11月の花が咲き終わったら、今年のバラの季節はもうおしまい。 気温が7℃くらいになると、バラは休眠期に入ります。
となると、気になり始めるのよね。 新しいものが。
12月に入ると、園芸店には 「大苗」 が並び始めます。 大苗っていうのは、前の年の冬に接ぎ木をして、さらに畑に移して秋まで約1年育てられたもの。
しっかり育った2年めの苗なので丈夫です。
枝だけの状態だから実際のお花を確認できないけれども、新しいものを探すには、12月はベストシーズンですよ。
写真のバラは、大苗じゃなくて10月の終わりに撮ったものですが、ちょっと変わった色味に目を魅かれました。 ラベルには 「茶々(ちゃちゃ)」 とある。
お花が終わりかけなので、褪色してるのかと思いきや。 もともと茶色っぽく渋めな色なのね。
右のは園芸ネットさんから写真を拝借しましたが、こんな感じです。
茶々っていうとあの、宮沢りえちゃんが演ってた淀殿よね。
名前は茶々をイメージしたのか、色ありきでついたのか定かではありませんが ・・・よい名前ですね。
こういう渋めのトーンの花色も増えました。 くすんだような、曇ったような。
初夏のお庭に咲くバラとしては、屋外ではちょっと沈むかな、とも思いますが、秋にはこんな色もいい気がします。
「茶々」は、有名なバラの育種家・寺西菊雄さん作出です。 そう聞くと、日本ぽい色に見えてきますね、この色。