チェロの駒
チェロが帰ってきました。
駒が直って新しい弦が張られているだけでなく、軽くクリーニングもしていただいて、どことなくこざっぱりとしたではありませんか。
Gさんが修理の際に撮って下さった写真を使わせていただきますが、ほれ、このとおり。 すっかりもとの姿に戻った駒。
しかし、じつはこの駒、新しいものに交換しておりません。
なぜかというと、Gさんがお持ちの駒は「ベルギー駒」 で、私のチェロは 「フランス駒」 だったからです。
右下の写真、添付していただいたのですが、上がフレンチで下がベルジアン。 駒にも種類があったのであります。
ベルジアンの方が脚が長くてちょっと華奢。 こうしてみると大差ないように見えても、高さが違うので無理なのでした。
しかし、なんで駒に種類? と思うのですが、もともとはすべて手作りだったから、作る地域によって駒にも特徴があったのでは? ということらしいです。(たぶん) 弾く人が弾けば、音色にも影響があるんだろう。
とにかく、形状が合わなかったので応急処置ということで、欠けた駒をくっつけてもらった状態です。
弾いてみて何の問題もないんだけど ・・・ 誰に聞いても、交換しといた方がいいということなので、新しい駒が届いたら改めてお願いしようと思いますー。
楽器の本体同様、木だから材料にはいろいろあるだろうと思ってたけど、駒の形かぁ。 まだまだ、初めて聞くことが沢山あります。