ついてないようで、ついている

niwazou2013-02-26

 シニアアンサンブルの練習場に着き、ケースからチェロを取り出すとD線(4本のうちの左から2本めの弦) がちょっと緩んでおります。
 あー、またか。 と思ってすこーしペグ(糸巻き)を触ると・・・  
 バチーン! ##

 な、なに事っ? でっかい破裂音がして楽器を見ると、4本の弦が全部、ぶらーんぶらんしてるではないか。
 落ち着いて見ると 「駒」 がない。 もともとちょっとズレていたのか、弦が動いた拍子に倒れてはじけ飛んでしまったのでした (写真の、弦がのっているのが、駒)。
 拾い上げた駒、落ちたときに何かにぶつかったのか、一部が欠けてしまった。 右の方が欠けているでしょ。
 一瞬、頭が真っ白になりましたが、そこはシニアアンサンブル。 メンバーはみなさんベテランばっかりです。
 「このくらいだったら練習はだいじょうぶ」 と、Mさんが一緒に駒を立てるのを手伝って下さって、とりあえずもとの位置に。
 ああ、ありがとうございました、とチューニングを始めたら、今度は一番細いA線(一番左の弦) がバチーン!
 ・・・ 弦が切れましたがな。 あはは (;^_^)  もう、笑うしかなかろう。
 こうなったらもう、修理に出さなきゃなー。 当分、練習は無理かなーと思いました。
 と、そこに、少し遅れて来たGさんが 「なおしてきてあげるよ」 とおっしゃる。
 チェリストGさんは、バイオリンとかチェロ製作やメンテナンスもされていて、ご自分で作った楽器はなんと自主製作! 
 ちょうどよい駒が手元にあるということで、修復をお願いすることになりました。
 駒が飛ぶとか弦が切れるとかアクシデント続きです。
 結局、楽器は持って行っただけで、当分使えない。 普通ならヘコむところでありますが、しかし。 いい場所で起きたので、すぐに手を貸していただいたり解決策が見つかって、意外についていたのか? と思った今日。 
 楽器が弾けなかったおかげで、練習を聴きながらボーイング(弓の上げ下げ) や曲のダイナミクスなども確認できて、よかった気もするし。
 総合するとたぶん、ついてた気がする。