宿根草を植えよう

niwazou2013-02-25

 春が近づいて、園芸店で 「宿根草」 のポット苗を見かけるようになりました。
 今はお花もなく葉っぱも枯れた状態の苗ですが、春先に植えると季節とともに無理なく生育していきますから、新しいものを買い求めるにはよい時期なのです。
 どんなお花が咲くかは、ラベルについた写真頼みですが、これ何だと思います? 「アルセア・チャターズ・チェストナットブラウン」 とありますが。
 チェスト・・・ のところは色だとして、「アルセア」 は?? と、ラベルの裏をめくってみると 「学名:Althaea rosea 和名:タチアオイ」 とありました。
 「タチアオイ立葵)」 といえば、これ。
  梅雨の時期に庭先によく咲いていますね。 人間の背丈を超すくらい大きくなるお花です。 
 「ホリホック」 とも呼ばれるので、これが学名かと思っていたら違ってた。
 タチアオイには薬効があって、ギリシャ語の 「althaino(治療)」 というのが名前の語源なんだそうで、そこからアルセア。
 しかし、ラベルのお花のアップ写真だけ見て、「アルセア」なんて言われると、新種の植物かと思ってしまうわ。 八重咲きって珍しいですもん。 
 植物に詳しい人が多くなったし、横文字の方がかっこいいし、学名表記が多くなるのも無理ないのでありますが、おなじみの名前も大きく表示していただけるとありがたいと思います。
 さて、手書きの表示には 「多年草」 とありますが、宿根草多年草は、ほぼ同じものです。
 “冬に地上部が枯れてしまうもの=宿根草、葉が残るもの=多年草” と区別する場合もありますが、大きな問題ではありません。
 タチアオイ宿根草。 冬に枯れても翌年にはまた新しい芽を出し花を咲かせますが、この 「アルセア・ロゼア」 については、株の寿命は短いようです。 
 同じ場所に植えっぱなしで放置していたら、翌年はダメになっちゃった、ということもあるかもしれません。
 宿根草といっても、品種によっては難易度がちょっと高いものもある。