大人だけど、ひな祭り

niwazou2013-03-04

 おんな5人でホテルの 「ひなまつりのおもてなしランチ」 をいただいてきましたわよ、おほほほほ。
 筍の木の芽和えとか、たらの芽とこごみの天麩羅とか、蛤のお吸いものとか。 春ですよ、春ー。
 場所は新宿の京王プラザホテルですが、ただいま雛祭りシーズンということで、雛人形や吊るし雛飾りとか、館内にいろんなものが展示されております。
 おとなの女も、お雛さまには結構思い入れがあるもんです。 いまだ my雛人形が欲しいと思っているのは私だけではなかったわ。
 「木目込みも可愛いけど、やっぱ正統派の人形がいい」 「お内裏様とお雛様だけでいいから飾りたいよねー」 とか言いつつも、子どもの頃は 「箪笥」とか 「ぼんぼり」だとか、小さいお道具を触るのが好きだったという意見が多く。
 家の広さとか、金額の問題とか、シンプルなのを好む傾向とかで、時代によって求めるものは変わっていくけれど、女の子はこまごましたものが好きよね、という結論に落ち着いたのでした。
 ところで、わたくし子供の頃に吊るし飾りを見た記憶がありませんが、それもそのはず。 もとは伊豆地方の風習だったようですね。
 長女の初節句に、無病息災・良縁を祈願して、雛壇の両脇に細工を吊すとか。 動物とかお花とか、いろんなものがぶら下がっております。
 数、多いと、迫力あります。
もうひとつ、今回初めて知ったものですが、犬らしき形をした置物の数々は 「犬筥(いぬばこ)」 といって、上流階級のお嫁入り道具のひとつで、雛段に飾られることもあったようです。
 よく 「犬は安産、多産」 と言われますが、産後の肥立ちよく、とか赤ちゃんが丈夫に育つようにとか、魔除けのように使われた様子。
 顔は子どものようで、人面犬って感じですが。 見たところ、もともとのモデルは 「狆(ちん)」 なのかな。
 基本は張子細工で雌雄一対らしい。
 古いものから現代作家の作品まで100個くらい飾ってあって、なかなか見応えありました。
 これなんか、ちりめん細工でできてるけど、なぜか七三分けー。
 むっちゃ可愛いです。
 雛祭り、楽しいー!