大人だけど、ひな祭り
おんな5人でホテルの 「ひなまつりのおもてなしランチ」 をいただいてきましたわよ、おほほほほ。
筍の木の芽和えとか、たらの芽とこごみの天麩羅とか、蛤のお吸いものとか。 春ですよ、春ー。
場所は新宿の京王プラザホテルですが、ただいま雛祭りシーズンということで、雛人形や吊るし雛飾りとか、館内にいろんなものが展示されております。
おとなの女も、お雛さまには結構思い入れがあるもんです。 いまだ my雛人形が欲しいと思っているのは私だけではなかったわ。
「木目込みも可愛いけど、やっぱ正統派の人形がいい」 「お内裏様とお雛様だけでいいから飾りたいよねー」 とか言いつつも、子どもの頃は 「箪笥」とか 「ぼんぼり」だとか、小さいお道具を触るのが好きだったという意見が多く。
家の広さとか、金額の問題とか、シンプルなのを好む傾向とかで、時代によって求めるものは変わっていくけれど、女の子はこまごましたものが好きよね、という結論に落ち着いたのでした。
ところで、わたくし子供の頃に吊るし飾りを見た記憶がありませんが、それもそのはず。 もとは伊豆地方の風習だったようですね。
長女の初節句に、無病息災・良縁を祈願して、雛壇の両脇に細工を吊すとか。 動物とかお花とか、いろんなものがぶら下がっております。
数、多いと、迫力あります。
もうひとつ、今回初めて知ったものですが、犬らしき形をした置物の数々は 「犬筥(いぬばこ)」 といって、上流階級のお嫁入り道具のひとつで、雛段に飾られることもあったようです。
よく 「犬は安産、多産」 と言われますが、産後の肥立ちよく、とか赤ちゃんが丈夫に育つようにとか、魔除けのように使われた様子。
顔は子どものようで、人面犬って感じですが。 見たところ、もともとのモデルは 「狆(ちん)」 なのかな。
基本は張子細工で雌雄一対らしい。
古いものから現代作家の作品まで100個くらい飾ってあって、なかなか見応えありました。
これなんか、ちりめん細工でできてるけど、なぜか七三分けー。
むっちゃ可愛いです。
雛祭り、楽しいー!