グラハムトーマス、お引越し

niwazou2013-12-10

 この冬は、バラの移植をするなどの大きな作業は行わないつもりだったT邸ですが。
 このたび、15年くらい経過してぐらつきが出てきたラティスを金属性のものに替え、それに伴ってラティス周りのバラをいったん掘り上げることになりました。
 そうなると、「せっかくだから」 という話になります。
 で、面積も広くお庭のポイントになるラティス部分には、Tさんお好きなピンクのバラ3本を移植することにしました。 そして、今まで真ん中にあった 「グラハム トーマス Graham Thomas 」 を別の場所へ。
 しかし、ラチスを覆っていたグラハムトーマス。 つるバラではありませんが、枝が伸びていて株も大きくなっています。 鉢植えというわけにはいかないし、花壇に移植するといっても自然の形で育てるのはちょっと無理がある。
 ということで、ちょっと大きめの 「オベリスク」 に仕立てることにしました。 こんなのです。
 お庭のグッズは素敵なものをデパートなどで購入されているTさん宅なので、オベリスクもアイアンのものを、と思うところですが、ここは敢えて 「アイリス・オーヤマ」で。
 パイプは金属で輪っかはポリプロピレンなので、大きいわりに軽くて取扱いが楽なのです。
 今後、使わないときには分解できるという点もポイントです。 お客さまが、後々ご自分で作業できるものであること。 道具を選ぶときに大切なことだと思っています。

オベリスクの直径は45cmくらい。 高さは、地上170cmってところです。
 どう? 見た目も鋳物等のオベリスクと変わらないでしょう?? これに葉っぱが繁ってくれば、オベリスクはほとんど見えなくなるし。
 ちなみに、今の時期ですので、グラハムトーマスってどんなの? とお思いの方のために、「バラの家」 さんの画像をお借りしてお花をご紹介。
バラ好きの方にとっては 「今さら」 と言われそうなくらい有名な品種ですが、この黄色はお庭になじみやすい色味の上、育てるのも易しい。
 枝が2m以上伸びるので、つるバラとしても使える、頼もしいイングリッシュローズです。
 2mっていうと、横に長いフェンスなどに誘引するのに、サイズがちょうどよいですよ。