蚊のいない庭
「蚊のいない庭にしたい」と思ったことはありませんか?
O邸の庭のプチ・リフォームは、「蚊を減らしたい」が大きな目的のひとつでした。
Oさん一家は、マンション1階、専用庭つきの部屋で、室内犬と暮らしています。「犬を庭に出してやりたい、が蚊が多くて・・」との相談でした。
蚊がいない庭。 できると思いますか?・・・・現実問題としてはNOです。
でも、できるだけの事をしましょう、ということで6月。Oさんと一緒に作業を開始。
まず、ツツジの植え込みを間引き剪定。一面にはびこっていたドクダミを一掃。
次に、植物の整理。ラベンダーやセージなど、背の高い植物がひしめきあっていましたので、思い切って取捨選択。植栽する場所を決め、同時に庭のポイント作りを考えました。
そして、空いたスペースに砂利を入れ、わんちゃんが通れる小道(風)を作りました。犬って結構、砂利が好き。
風が通り、蒸れにくいようにする。要するに、蚊が発生しにくい状況を作る、ということです。
蚊がいないようにしたければ、まず水の溜まる場所を作らないことが大事。
血を吸う蚊のボウフラは、側溝、雨水枡、下水のようなところにいます。が、見落としがちなところ。鉢受け皿、バケツ、空き缶・・もっと近い、少量の水の溜まりに実はこっそり発生しています。とにかく、蚊の発生をもとから断ちましょう!
・・・そして3ヶ月。結果は?
しばらくは少なくなったらしいのですが、久々に庭に出てみると,夕方にはブーンとアカイエカ(蚊)さん、登場。
O邸はがんばっていますが、隣には別の家があり、周囲には雑草の生い茂る小道があり、下水の枡があるわけで。私たちと蚊の攻防は続いています。
ちなみに、植物で蚊をよける、というのはあまり現実的ではないと思います。 虫が嫌う香り成分をもつ植物、というのはあるのですが。
これについてはまた後日、ということで。