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葉に黄色の横シマが入っているススキ。
「タカノハススキ(鷹の羽薄)」は、生け花にもよく使われますね。
横向きに模様(斑)が入る葉は数少なく、珍しいです。タカノハススキ以外では、まだ見たことがありません。
きっちりした感じでなく、筆か何かで上からシュ、シュって線を書いていった感じの縞模様。
タカノハススキには名前が複数ありますが、なかでも「ゼブラグラス」は、好きなネーミングです。
「シマウマ」ですよ。なーんか親しみがわいてきますよね。
秋の植栽にこの「シマウマ」をよく使います。高さを出すのにちょうどいいのです。
主役ではないけれど、シマウマが入ると「日本の秋」の雰囲気になるんですよねぇ。
念のため、シマウマ(を始めとするススキ類)を植栽に使う場合のポイントを、あげておきます。
庭植えでは・・乾燥に強く日当たりが好きなので、根元に水がたまらないよう、少し土を盛って植えつけるとよいです。地面に植えると大きくなりますので、株と株の間は50cmくらいはあけることをお勧めします。
鉢植えでは・・できれば、大きい鉢に植えましょう。庭の場合は植えっぱなしで大丈夫ですが、鉢植えで穂を出させるためには、生育期(4〜6月)に肥料をちょっとあげておくといいです。
いずれも、冬には地上部は、枯れてなくなってしまいますが、「枯れた!」と思ってポイしないでくださいね。
多年草なので、時期がくるとまた葉が出てきます。大きくなりすぎて、株分けする場合は3月〜5月にすると、その先が生育期なのでちょうどタイミングがよいです。