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夏の朝。朝露を受けて咲く花。「朝顔」は日本の夏の風物詩です。
だから、今年はもう終わり? いえいえ、実は今だ開花中。
これ、特別なことではありません。 朝顔は「短日植物」なのです。
このコトバ、小学校か中学校で習いましたよね。「電照菊(デンショウギク)」といえば記憶がよみがえってくるかも。
太陽の出ている時間が短くなると、花をつけるのが「短日植物」。
7月下旬ごろから咲く朝顔、実際に花がたくさん咲くようになるのは秋なのです。
写真の朝顔は「そらいろあさがお」。「セイヨウアサガオ」とも呼ばれますが、この種類は特に短日性が強いのです。
9月に開花して、お彼岸過ぎてからが最盛期。
すがすがしい秋空に、負けない青色がさわやか。2階まで届いた青い花は、道行く人の目を楽しませてくれています。
そして「日よけ」としても活躍。
こんなふうに育ててくれて、「そらいろあさがお」もきっとシアワセです。