niwazou2006-12-08

 サザンカ山茶花)の花が咲いています。
 童謡「焚き火」の歌詞は、今の季節の情景を、ほんとうによく描いていますね。
  さざんか、さざんか咲いた道       
  焚き火だ焚き火だ 落ち葉焚き・・
 紅葉した落葉樹が、次第に葉を落とす頃、道の脇にはサザンカが咲いている。
 落ちた葉を集めて、サザンカの花を見ながら、子供たちは焚き火にあたっている ・・・
 庭でさえ、焚き火をすることが禁じられる今では、想像するしかないけれど、頬を赤くしてその辺を走り回る子どもの姿が浮かんできます。
 自分たちが子どもの頃には、まだ神社で焼き芋を焼いたりしていたので、リアルな映像が浮かんできて、とっても懐かしい。
 「焚き火」の歌詞は、気持ちをほっこりさせてくれます。
 そしてサザンカの花は、鮮やかな花色が、冬の曇り空を明るくしてくれます。
 学名は「Camelia sasanqua」。 日本原産の常緑樹です。
 「カメリア」とあるとおり、ツバキの仲間です。 ツバキ(椿)とそっくりなので、区別がつきにくいですね。  両者を見分けるには、お花の終わり方を見るのが一番わかりやすい方法です。
 サザンカは花びらが一枚ずつ、ハラハラと散っていきます。 一方ツバキは、お花がそのままの形で、ボテっと落ちます。 ツバキの花びらは、付けねがくっついているからです。
 下の写真がツバキの、落下した花 (と、みかんちゃんの鼻)。
 サザンカもツバキもたくさんの品種があるので、一概には言えませんけど、今の時期に咲いているのは主にサザンカです。 ツバキの原種は早春に咲きます。
 あ、「さざんかの宿」ってのも、ありましたね。