縁起ものです。

niwazou2006-12-11

 11月に撮影した「万両(マンリョウ)」です。そろそろ赤くなるかなーという頃。写真、ちょっと白っぽいですね。
 今は真っ赤。お正月に向けて、園芸店などに出回っています。
 ふだんは、木の根元とかにニョキッと生えてても、あんまり注目されませんが、お正月が近づくと、がぜん注目を浴びる「縁起植物」のひとつです。
 他にも、一・十・百・千両、と、お金の名前がついた植物があります。中でも千両と万両は、金額的に高いので、
    「千両、万両、有り通し」
という語呂あわせで、お金がいつもあるように願いをこめて、新春に飾り、縁起をかついだわけです。
 この中の「有り通し(アリドオシ)」も、お金の名前がついた植物のことです。    本当は、「蟻通し」という漢字をあてるのが正式な名前で、金額でいうと「一両」にあたるもの。一〜万両まで赤い実がつきますが、一両は「蟻をつきさしてしまう」ほど、鋭いトゲをもっているから「アリドオシ」。
 実はこの「アリドオシ」、私は今までに一度も実物を見たことがありません。市場には、ほとんど出回っていないようですね。
 その他の、十両ヤブコウジ)百両(カラタチバナ)千、万両は、たいていのお店に置いてあります。赤以外の実もありますので、紅白でそろえたりするのもいいですね。より縁起がいい感じ。