赤い実はお好き?
クリスマスの赤、お正月の赤・・・ と赤い実が喜ばれる季節ですが、庭木として使われるものの中にも赤い実の成る木がたくさんあります。
ソヨゴ、ピラカンサ、南天、ナナカマド、ガマズミ、などなど。
これらの赤い実、人間だけでなく野鳥も大好きです。
他の色の実も食べるけど、圧倒的に赤色好き。 赤い実から順番に食べていって、なくなったら次の色へ、と言われます。
鳥はなぜ赤い実から食べるのでしょう?
答えは簡単明瞭、「目立つから」ということらしいです。緑の葉の間に見える赤色は、まず鳥の目にとまるのですね。
イヌツゲの黒い実はヒヨドリ、ムクノキの実はムクドリ、といったように、特定の木のみを特定の鳥が好む場合もありますが、一般的には鮮やかな赤が人気。
鳥が集まりすぎて困るなんて状況は問題ですが、庭に小さな野鳥が遊びにくるような庭、想像するとやっぱり、いいなーと思います。
「鳥を呼ぶ庭」を作るためには。
①実のなる木を植える。
②水飲みと水浴びのために、水をためた場所(バードバス)を用意してやる。
③自然の食糧がなくなってきたら、パンくずやみかん、りんご等を置いてやる。
こんな感じで、鳥の喜ぶ環境を作ってあげるといいのです。
鳥が来たり、チョウが飛んできたり。 植物以外にも、小さな生き物たちの姿を楽しめる。 これもまた、庭の楽しみ。
写真は「ピラカンサ」。 実の観賞期は10〜1月です。