niwazou2007-01-22

大寒」が来たら、やっぱり寒さが厳しくなってきましたね。外出がおっくうになるこの頃ですが、ちょうどこの季節、バラの「剪定」や「植え替え」には最適の時期です。
 春からの花を元気に咲かせるためには、この時期のお手入れが大切です。バラが眠っている間に、その準備をしてあげましょう。
 写真は、剪定して、新しい土に植え替えた後の、バラの姿です。つんつるてん、でしょ?これが、正しい冬越しの姿。
 タイトルに「フツー」とありますが、これは「つるバラではない」という意味です。
 枝を伸ばしていく「つるバラ」は、いわゆる普通のバラとは剪定方法が違うので、ここでは除外します。             
 「ミニバラ」は「フツーのバラ」と同様の扱いで大丈夫です。
 さて、お手入れは下記の要領で。
1) 枝に残っている葉を、ぜーんぶ取ります。葉のつけねにある「芽」を傷つけない  ように気をつけて。バラは冬眠中なので、今の時期は葉はなくても大丈夫。
2) 剪定をします。まず枯れ枝、細い枝、込み合っている不要な枝をカットします。 そして、全体の高さを低くします。一般的には、現状の三分の一くらいが目安。 
 なんで、剪定するのかというと・・・「木の養分が分散してしまわないようにするため」です。剪定後に残した強い太い枝に、ぎゅっと養分が集中するように、からだを小さくするのです。春に、勢いよく新しい枝が伸びていくように。それと、姿を整えるため。
 枝をカットするときは、株の外側についた芽の上(5mmくらい上)を、どうぞ。
 3) 鉢植えのものは、少なくとも、2年に1度は植え替え(=土替え)をします。   限られたスペースで育っているので、植えっぱなしだと土の栄養分がなくなりま  す。植え替え時に根を整理して、新しく根が張れるようにすることも必要。根の   張りが追いつかないものは、鉢を一回り大きいものに替えることも、考えます。
・・と、こんな具合。暖かい日を選んで、1日をバラの手入れに当ててみてください。
 植え替え・移植に関して、また肥料については、また別の機会に。