niwazou2007-01-23

 お庭の本に、ときどき登場する言葉。  レイズドベッド=「高床式の花壇」です。
要するに、フチを作って、地面を高い位置に作った花壇。写真のようなものです。
 レンガなどで囲っただけでも、地面を少し上げることは可能ですが、まぁ、10cmもあがりません。レイズドベッドは、もうちょっと積極的に、植物の生育環境を変えるために作ります。
 まず、地面が上がると水がたまりにくくなる! つまり、「水はけ」がよくなります。
  雨の後に水がたまったり、乾きにくい等、水はけのよくないお庭にもってこいです。水はけのよい環境を好むハーブ類を育てるのにも向いています。
 そして、地面が上がると、日当たりがよくなる場合がある!
 高い塀が後ろにあって日陰だった場所に、少し日が当たるようになったり。そうすると、育てられる植物が増えます。
 そのうえ、平面的な庭にメリハリが出る!
 庭が立体的になると、全体的に広く見える効果もあります。
・・などなど、長所がいっぱい。地面が高い位置にあると、手入れのときの姿勢もラクですね。
 植物が休眠し緑の少ない冬は、庭の骨格・全体の姿がよくわかります。植物以外の、庭の「かたち」について見直すのにも、ちょうどいい時期。
 レイズドベッドのみならず、いろいろ考えてみようではありませんか。