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ただいま、自然な開花時期を迎えている、スイセン(水仙)です。
背の高い方は 「ラッパズイセン」 と呼ばれるタイプで、小さい方は、ここ数年よく見かけるようになった 「テタテイト」 という種類。
「テタテイト」 はミニタイプのスイセンです。 スイセンといえば、強い香りが印象に残りますが、 「テタテイト」 は香りがほとんどありません。 「スイセンの香りはキツくて苦手」、という方もいらっしゃいますが、これなら大丈夫です。
一方、スイセンといえばおなじみの、白くて真ん中が黄色いタイプは、いわゆる 「ニホンスイセン」 です。
ご近所のニホンスイセンも、今見ごろです。 日本家屋と、スイセン。 ずらーっと一列に並んで咲く姿、いいなあ。
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ニホンスイセンは2月下旬までが見ごろ。 植えっぱなしでもよく育ちます。
チューリップの球根などと違って、堀り上げなくても3、4年は大丈夫。 ただし、毎年、確実にお花を楽しみたい場合は、次のことに注意するとよいです。
●花が枯れたら、種が出来る前に摘み取って、花が全部終わったら、お礼の肥料を少し。
●葉だけになっても、葉が黄色く、でろーん、となるまでそのままに。 くれぐれも切らずにそのままに。
昨年、咲いてたのに今年は ・・・ というのは、ほとんどの場合、花の咲いた後に 「球根がよく太らなかった」 のが原因です。
葉が汚いからと切ってしまうと、光合成できなくて養分が作れないので気をつけてくださいね。 「球根は葉が命!」
ニホンスイセンといえば、何年か前に行った 「越前海岸」 を思い出します。 潮風に吹かれて、あるいは雪の中に咲くニホンスイセン。 凛として美しい姿は、まさに日本の冬の風景 ・・・今年も咲いていますか?