niwazou2007-03-12

 満開の「ユキヤナギ(雪柳)」です。
 お友だちの庭で切った枝を、いただきました。名前のとおり、枝が雪に覆われたようです。
 生け花にもよく使われますが、単品でコップに挿しただけでも、迫力。弓なりの枝、うねるように垂れ下がる姿は、春の季節の、荒々しい一面を表わしているようです。
 お庭に植えるときは、この暴れた姿を生かして楽しみたい!
 背の高い木の足元に植えたり、フェンス沿いに植え、こぼれ出る感じもいいですが、スペースに余裕があれば、何本も並べて植えてみたいです。生垣ならぬ、春の暴れる「花垣」。
 さて、このユキヤナギ、とても丈夫ですが、何年も経って古株になると、枯れた枝が目立ってきます。花のつきもなんだか悪くなってきたなーと思ったら、花が終わった後、ばっさり枝を刈り込んでみましょう。地上から30cmくらいの位置で。
 え、そんなに?と心配かもしれないけど、大丈夫。花後は、すぐに新芽が吹いて、夏には新しい枝が伸びてきます。
 来年の花の芽ができるのは、9〜10月あたり。だから、夏までの剪定で、来年花が咲かなくなることはないけれど、ある程度の暴れ姿を楽しむには、花後4月にばっさり、がよいと思います。
 落葉樹なので、冬には葉を落としますが、実は秋の黄葉もきれい。お手入れ手軽で、サイズもお手ごろ。季節感を堪能できるユキヤナギです。