サルスベリに学ぶ、4月

niwazou2007-04-10

 この木は、枯れてません。 生きております。
 木々は次々に芽吹き出して、葉がツヤツヤと光る季節ですが、ツルリ、とした姿で立っている、この木は「サルスベリ百日紅)」です。 今だ、裸よ、サルスベリ
 一見、枯れ木の風体ですが、サルスベリは芽を出すのが遅い木。
 だから、「怠けの木」という呼び名もあるのです。この怠け者、秋は秋で他の樹木に先がけて紅葉して、落葉するという徹底ぶり。
 でも、盛りの季節の、花の鮮やかさ、美しさを思い浮かべると、それもありかな、と納得してしまう。パワーをため込んで、百日(約3ヶ月)間は、チカラ強く、がんばるのです。
 やるときゃやります。休むときゃ、たっぷり休みます。こんなのもいいな、と思わせるサルスベリ・スタイルです。
 段取りが悪いなー、とか、時間の使い方がヘタだなー、とか、己の日々の生活を振り返らせる、そんな春のサルスベリ
 ・・・今日も、ツルツルっ。