縁の下のチカラ持ちっ！

　とってもおなじみの「スイートアリッサム」です。昨年の末から冬も越して、今、花がびっしりです。
　名前のとおり、香りもスイートです。
　草丈は１０ｃｍくらいで、カーペット状に広がって咲くので、鉢植えにも向いてます。
　通常は１年草として扱われますが、切り戻してうまく夏を越せば、秋もまた咲いてくれる。ほんとに、ほんとに息の長い、小さいけれど頼もしいお方です。
　このアリッサム、丈夫という以外にも、「寄せ植えをまとめる」という重要な役割を果たしてくれます。
　ふわっとした小花は、背の高い植物の足元を隠すのに便利。苗と苗の間が淋しいときに、隙間を埋めるのにも便利。
　他にも花色はありますが、特に白は超・便利。
　強い色同士や、補色の関係にある色（例えば、黄と紫）同士を合わせるときには、色同士がぶつかり合って、うるさい印象になることがあります。
　そんなとき「小さくて」「白い」花は、大きなチカラを発揮してくれます。
　白い小花は、自分を主張せず、色の強さを緩和し、全体を優しい印象にしてくれるのです。
　ご自分で、寄せ植えをするときに、「何だか、まとまらないんだけど？」と思ったら、白いアリッサムを足してみてください。だいたい、どこでも手に入る、というのもポイントですしね。
　主役級ではないけれど、まさに「縁の下のチカラ持ち」。ガーデニング材料として、なくてはならないスイートアリッサムです。
　　　
　ハボタンの足元を隠して、全体を柔らかい雰囲気にしました・冬の寄せ植え。　　　　　あ、これは「いろはちゃん」。