モッコウバラ御殿
こうして見ると、本当に愛らしい「モッコウバラ(木香薔薇・Rosa banksiae)」です。
バラの名前はよく知らない、という人でも、耳にしたことのある名前のひとつではないでしょうか。
手に入りやすく、人気のある「つるバラ」なので、ご近所を歩いていると、どこかしらのお宅で目にする機会があるでしょう。たぶん。
早咲きのバラなので、今の時期はそろそろ花が終わり始め、茶色くなってきているかもしれませんね。
モッコウバラは、直径2cmほどの花が房になって咲き、満開の時期は、びっしりと咲いて見事です。
「トゲがない」「丈夫」等の理由で、「育て易い」といわれるモッコウバラですが、庭に植えて3年も経つと、枝は6〜7mにもなります。そして、モッコウバラの襲撃ー!
・・・というわけで、伸びた枝(つる)に襲われたかのようなお家。
しかし、このお家は、モッコウバラを放置しているわけではありません。
バラは、ツタのように自分で絡みついていくわけではないので、こんな風にしたのは、お家の人です。まさに、モッコウバラ御殿。
モッコウバラは、広い幅と高さを持った場所に向いています。だから、このように家の壁面を利用した見せ方は、お見事。
つまり逆に言うと、低いフェンスなどできれいな状態を維持するのは、ちょっと手がかかります。そして、狭い場所では、本来のワイルドな感じは出しにくい、ということが言えます。
じゃ、狭いとモッコウバラは無理なのか?というと、そうでもなくて。性質を知れば、場所に応じた楽しみ方もあります!
・・・・が、この続きは、明日にしようーっと。
モッコウバラを育ててみたい方は、明日も読んでね。