水遣りを、ちょっと科学する。
1日中すごい風。ベランダに出てみると、長時間、強い風にさらされて、どの鉢もカラッカラに乾いていました。
やっとつぼみのつき始めた、バラの若い茎が、ふにゃ。
あー、まずい!やばいぃぃ!大急ぎで水遣りをしたのでした。
ガーデニングに、水遣りはつきものですが、ただ水をまいておけばいいってものでもないので、いろいろ悩みます。
お庭の工事や手入れをした後も、一番よく聞かれるのは、「お水は、毎日ですか?1日おき?」といった、水遣りのタイミング。
そんなことで、今日はちょっと初心にかえって、考えてみましょう!
私たちは、「なぜ、水遣りをするのか」?
→回答。「植物が光合成をするために、水が必要だから。水分補給のため」ですね。
土の中の水分が不足したら、水を遣る。これが、一般に考えられている水遣りですが、実は、もうひとつ、答えがあります。
それは「土の中に新しい酸素を送り込むため」です。
水遣りをすると、新しい水が、土の中の古い水とともに、古い空気を押し出す。そうすれば、根の呼吸に必要な新しい酸素が補給されるのです。
だから。
1) 水ハケをよくして、古い水が長くたまらないようにする
2) 鉢の底から水が流れ出るくらい、たっぷり遣る
というのは、とても大切なことなのです。
植物を枯らしたときによく聞く「根ぐされ」とは、「酸素不足で、根が窒息死してしまった」ということです。
植物は、土が含んだ水分を吸収するのとともに、呼吸もしています。水浸しだと呼吸ができなくなってしまうので、土の中にいつも水がたまっているのは×。
よい土を作ったり、肥料をやったりと、ガーデニング上手な人は、いろいろな技をもっていますが、とりあえず、基本は「水の管理」。
何日に1回とか決めないで、「土が乾いたら、たっぷりの水遣り」を実行してみましょう!!