いぬと猫おばさん

niwazou2007-05-19

 お散歩道に、のら猫がたくさんいるコースがあります。
 トラやブチや、かわいいのや人(猫)相の悪いのや、いろいろな猫が木の茂みなどに潜んでいます。
 そして、猫と同様に、時たま出くわすのが「猫おばさん」です。
 猫おばさんは自転車に乗って現れ、要所要所に「ネコ缶」とか、トレーに入れた水などを置いていきます。
 たいていの場合、出会うと目をそらされてしまいます。「猫ちゃんのですかー?」とか、声をかけようと思っていると、自転車を飛ばして去ってしまいます。
 私は、猫おばさんに、まったく敵意はありません。それどころか、のら猫を放っておけない優しい人なのね、と思っていたのです。
 が、猫おばさんは、何か後ろめたいのか?と思わせるような行動を、とる。
 さて、いつもは単独行動をとっている猫おばさんですが、先日、2人連れに遭遇しました。いつもと違って、なんか、友好的。
 おばさんAが、みかんちゃんを見て「あらまぁ、太ってるのねー」と言いました。
 「はぁ」、と私。
 そして、「犬は、散歩があるから大変よねぇ」とおばさんB。 「そうよねぇ。犬は大変よねぇ」とおばさんA。
 「はぁ」・・・・
 それだけ言った後は、私たちに目を向けることもなく、2人はネコ缶を手に、熱心に何かを語り合っているようでした。[:W150]
 犬は散歩しなきゃいけないから、手がかかって大変。猫は散歩しなくてもいいから、手がかからなくてよい・・・おばさんたちの論理はストレートです。
 でも、そうかなぁ。野放しにしていることを「手間がかからなくて楽」、と言ってしまっていいのだろうか。
 私は、犬が好きですが、猫も好きです。のら猫に会うのも大好き。でも、猫おばさんたちのやっていることには、少し疑問を感じ始めています・・・・。