ガーデニングショウのバラたち

niwazou2007-05-22

 せっかくなので、昨日に続いて、ガーデニングショウのバラの写真をどうぞ。
 ひと口にバラといっても、バラにはおそろしく多種多様な品種があり、その分類も複雑です。
 右写真は「ピエール・ド・ロンサール」。 世界バラ会議(って、何だ?)で、「世界でもっとも愛されているバラ」と評された、日本でも人気の品種です。
 例えば、このバラを分類してみると。樹形は「クライミング・ローズ(つるバラ)」、花の特徴は「大輪、八重咲き・カップ咲き」、品種改良の流れからいうと「モダンローズ」・・・という具合。
 このほか、多くのバラ図鑑では「○○系」と、交配の流れや、特徴による分類がなされています。おまけに、カタカナに直すと、同じバラでも読み方が違ってきたりして(例えば「オーガスティーヌ」と「オギュスティヌ」とか) ・・・とにかく、ややこしいのです。
 まあ、そんなバラの素性?を調べて、名前の由来などを知るのも楽しいものですが、自分で育てる場合には、樹形だけはチェックしておきましょう。
「つる性(枝が何mも伸びる)」なのか、「木立ち性」なのか、「ほふく性」なのか・・・などなど。樹形を考えずに植えると、あとの管理が大変ですからね。
 ということで、ショウで見たバラを3種。
  
 左から、夢のように上品な色の「マチルダ」、半八重咲きの「エスカペート」。両方とも樹高1m前後になる、房咲きの品種です。右は、クリームコーヒー色、という渋い色味の「ジュリア」です。
 同じピンク系の色でも、形や咲き方で、ずいぶんイメージが違いますよね。