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季節柄、バラをネタにすることの多いこの頃ですが、現在、我が家には、バラは2鉢しかありません。
1つは、先日やっと手に入れた 「ジャクリーヌ・デュ・プレ」 で、もうひとつは右、3年ものの 「ピエール・ド・ロンサール(以下、ピエールさん)」 です。
奇しくも、両方とも人名のついたバラ。
ピエールさんは、大輪の美しい花を咲かせる、人気のつるバラです。
しかし、フツウのマンションで暮らす我が家では、つるバラを大きく育てる場所はなく、日当たりもイマイチです。
我が家のピエールさんは、そんな制約のある環境で 「手をかけずに育てるとどうなるでしょう?実験」 の対象になっており、3年間同じサイズの鉢、7号(φ22cm)のもので育てています。
のびのびと育てれば、枝が4mくらい伸びる品種なのに、こんなにこじんまり。
全然大きくならないので、この冬は土を替え、肥料も施し・・と、ちょっと手をかけてみましたが、蕾はたった2つしかつきませんでした。 主枝はしっかりしていますが、新しい枝(シュート)がまったく出てきません。
花そのものも、なんだか違う。 日照量や、湿度、土の質などの栽培環境によって、花色が変わってくることはあるものの、ぜーんぜん、らしくありません。
我が家のピエールさんは、持てる魅力を全然、発揮できていないのです。
行き着くところ、つまり、今の環境はピエールさんには合っていない、ということなのでしょう。
鉢が小さすぎる、日照が不足している、土が、肥料が ・・・ と、理由はいくつも想像できます。
植物のもつ魅力を最大限に発揮するには、やっぱり、それに合った環境に近づけてやることが大事、ということですね。 その点鉢植えは、場所を変えられるのがいいところです。
今年は、ちょっと方針を変えて、ピエールさんに手をかけてやることにしましょうっ。
手始めに、花後はお礼肥。置き場所も変えて、夏の間にからだが育つよう、工夫してみようと思います。