ニッポンの花たち①

niwazou2007-06-04

  玄関前の植栽ボックスの植物が、ぐんぐん生長し始めました。
 春の花が、華やかなものが多いのに対して、初夏の花は、しっとりと落ち着いた雰囲気のものがたくさんあります。
 梅雨前線がだんだん迫ってきますが、6月はお庭が魅力的な季節でもあるのです。
 雨の日が続くと、日照不足で花のつきが悪くなったり、雨に打たれ続けて花や茎がヨレヨレになったり・・・ということもありますが、こんな気候でも元気に咲いてくれるのは、やっぱり、日本原産の植物や、古くからあって日本の気候になじんでいる植物たちです。
 一般的には、漢字で名前が書けるようなもの。「紫陽花(アジサイ)」とか「百合(ユリ)」とか「桔梗(キキョウ)」とか。みーんな梅雨を知っているので、雨にも強いのです。
 我が家の、植栽ボックス(マンションの各戸の玄関前についているもの)には、主に日本原産の宿根草を植え込んでいて、冬場は地上部がつんつるてんでしたが、これから次々、見どころを迎えます。
 写真は「京鹿の子(キョウガノコ)」といいます。
 花は控えめですが、まばらに見える咲き方は、はかない感じがして上品です。そして、モミジのような葉の形も魅力的。茶花としても利用される植物です。  
 一見すると「アスチルベ」にも似ていますが、キョウガノコはこう見えても「バラ科」の植物です。