ルーフ・バルコニー
豊島区にある、こちらのお宅は、3階の部屋の前に屋根のない空間があります。
いわゆる「ルーフ・バルコニー」です。
床は木製デッキ。屋根がないので、雨はあたります。作業中、ちょっぴり雨が降ってきました・・。
雨が当たるといっても、ルーフ・バルコニーはやっぱり地上のお庭とは違います。環境上の特徴は、第一に「乾きやすい」ということです。
日当たりは十分。その上、一般に高い位置にあるので、風当たりが強いのです。ですから、雨の降らない日が続くと土が乾きやすいし、強風が吹くと、土だけでなく植物の葉や枝も乾きやすい。
ベランダやルーフ・バルコニーで、ガーデニングを始めるときは、環境の特徴を知り、それぞれに応じた工夫が必要、ということですね。
しかし、ルーフ・バルコニー。「日当たりがよい」「乾きやすい」という環境は、マイナスなのかというと、そうでもありません。
この環境だからこそ、庭よりもうまく育つ植物もあるのです。例えば果物。
日当たりが十分な上、乾きがちなことで糖度が増す、という話を聞きます。地上で育てるよりも、病気や害虫の被害も少ないでしょう。
コンテナ(容器)栽培なので、樹木などは、大きさが制限されますが、「ちょっと果物、育ててみたいわ」というときには、好条件。
要するに適材・適所ということなのです。
バラにも、向いていますよ。
グリーンのトレリスに、深紅の花びらが映えています!これは何だろ。「サラバンド」かな?