カンパニュラとホタルブクロ

niwazou2007-06-08

 庭のお手入れに伺ったお宅で、「カンパニュラ」の切り花をいただきました。
 秋に、1袋のタネをいろんなところに蒔いたら、どれもこれも芽が出て、ぐんぐん育ったそうです!
 この種類は「カンパニュラ・メディウム」かしら?切り花用のようで、1mくらいの背丈がありました。白・濃紫・薄紫とどれも美しく、なかなか見応えあり、です。 
 さて、「カンパニュラ」とは「鐘(かね)」の意味です。
 そういえば、リストのピアノ曲に、鐘を表現した音が印象的な「ラ・カンパニュラ(カンパネラ)」ってのがありましたが・・・花を見ると、なるほど、という形をしていますね。
 植物の分類によると、「キキョウ科ホタルブクロ属」。そう、日本の「ホタルブクロ」も実は、カンパニュラの一種なのです。
 写真は、我が家の植栽ボックスの「ダルマホタルブクロ」。昨日あたりから、やっとつぼみが開き始めました。
 同じ仲間だけど、上のはなーんか横文字っぽいし、ホタルブクロはやっぱり和の花に見える。花びらの先の、カールの具合のせいかしら??
 一般的に、カンパニュラたちは高温多湿が苦手ですが、日本に自生するホタルブクロは、梅雨にも強いです。日当たりが今イチ、な場所でも花が咲くのも、うれしいことよ。
 「釣鐘草(つりがねそう)」という別名もありまして、これも美しいけど、やっぱり「蛍袋」という名前が断然、好き。
 つかまえた蛍を花の中に入れて、そっと家に持ち帰る。花がぼんやりと明るくて・・・そんな光景を思い浮かべると楽しくなるのです。想像力をかきたてる名前。
 名前をつけた人、センスあるなー。ほんと。