「芋」のできる理由

niwazou2007-07-04

 What's?
 「芋(イモ)」のようなのもが、ぶーらぶらしてますが、これは収穫の図ではありません。
 芋みたいに見えるのは、「アスパラガス・スプレンゲリー」の根っこです。植え替えをするために、鉢から掘りだしたところ。
 「アスパラガス」といっても、あの野菜のアスパラガスじゃなくて、観葉植物です。名前のとおり、もとをたどると、野菜もこれも同じ仲間なのですが、こっちは姿を観賞するのみの植物です。
 名前を聞いただけじゃ、ピンとこないでしょうが、実物を見たら「ああ、これか!」と思われる方も多いと思います。
 この鉢には、2種類の観葉植物を植えてあるのですが、手前の垂れてるほうが、アスパラガス・スプレンゲリー。なんか、見たことある気がしませんか?
 で、話を戻しますが、このアスパラガスの根っこ、芋のような部分は、水分を貯める「貯水根」といいます。
 水遣りが少なかったり、根っこが古くなると、水分を貯めておくために、この芋みたいなのができてくるんです。アスパラガスは乾燥に強いのですが、その理由のひとつは、この芋にあり!
 逆にいうと、芋がいっぱいできている根っこは、水遣りが足りない、ということであり、根っこが古くなって元気がなくなってきてる、ということでもありますね。まめにお水をやっている株は、芋が少ないのです。
 芋で鉢の中がぎゅうぎゅうになったら、たぶん苦しかろう。水遣りしても吸水できなくなるでしょうし。
 6〜7月は、観葉植物が元気に育つ季節。形の悪くなったのもを仕立て直したり、植え替えをしたりするのに、ちょうどよい季節です。
 アスパラガスに限らず、何年も触っていない観葉植物があったら、植え替えなどして、パワーアップをはかってみてはいかがでしょう?