ランタナ・カマラ

niwazou2007-07-05

  こうしてアップで見ると、「あじさい」や「バーベナ」に似ていますね。この花は「ランタナ Lntana camara 」です。
 実物の花は、このドーム状のかたまりが、直径2〜3cm程度の大きさなので、あじさいと比べるとずいぶん小さいです。
 色の明るさや質感が夏っぽいイメージで、見るからに「日本の花じゃないな」と思わせるのですが、江戸時代の末には、すでに日本に渡来していたそうなので、結構、古顔。
 全体がピンク色のこの写真は、開花後半です。というのは、ランタナは、咲き始め〜終わりで、色が変化していくので、花色で時間の経過が想像できるのです。
 次々に咲いて、それぞれの色が黄色→ピンクと変化していくので、一株でいろいろな色が咲いている状態になるわけで、個々はかわいらしいのですが、全体としては派手な感じがします。
 夏に、夏らしい鮮やかな雰囲気を出したい場合は、もちろん、イチ押しです! 丈夫だし。 あ、別名は「七変化」です。
 そしてこちらの写真は、ランタナの「実」です。
 実の方は、緑→黒紫と変化。これはこれで、観賞してもいいようなものですが、次々と花を咲かせたい場合は、やっぱりタネができないように、実は、葉のつけねからカットしましょう。
 さて、ここで紹介したものは、ランタナの中の「ランタナ・カマラ」という種類です。これは直立性のタイプ。
 一般に流通しているものには、もうひとつ「コバノランタナ(montevidensis)」という種類があるのですが、これについては、明日。