あじさいの、花の後

niwazou2007-07-09

 6月の気分を盛り上げてくれた「あじさい」。色のあせてきた花、どうしよう?と考える時期になりましたね。
 あじさいの剪定、庭植えと鉢植えではちょっと考え方が違ってきますが、実は、そのまま放っておいても、来年も花は咲きます。
 じゃあ、何のために「お花の終わった後は、切りましょう」と言われるかというと、一般的なあじさいでは、
(1)大きくなりすぎないようにするため
(2)よい花芽を作れるようにするため
・・・・というのが、その主な理由です。
 まず、庭植えの場合は特に(1)。毎年大きくなって、思いの他、場所をとってきます。ある程度の大きさになったら、冬の落葉期に、剪定が必要になってきますが、とりあえず大きさに問題がないなら、今の時期はそのままにしてても構いません。でもきっと、枯れた花が汚くなってくるので、花がらを切る場合は、7月中に切るとよいです。
 一方、鉢植えの方はどっちかというと(2)の理由。鉢の限られたスペースで生きているので、そんなに急に大きくはならないけど、だからこそ、終わった花は、切ってやる方が無駄なエネルギーを使わなくてよいです。「今年、買ったばかりなの」という鉢は、たぶん根っこがパンパンに張っていると思うので、剪定のタイミングで、一回り大きな鉢に植え替えをすると、夏場の水切れも防げて、楽ですよ。
 次に剪定の時期はというと、7月中にやると安全。
 あじさいの花の芽ができるのは、「9〜10月」といわているので、秋に切ると、せっかくできた花芽を切ってしまうことがあるのです。だから、お花、もういいかな、と思ったら今のうちに切っておきましょう。
 ちょっと細かい話になるけど、8月に入ってからだと芽が、花芽になりにくく・・・ということもあるので、思い立ったら、すぐやってしまいましょう。
 そして、図がないとわかりにくいのだけれど・・・切る位置は「花房から2〜3節下の、わき芽の上」、でわかりますか?なぜこの位置かというと、花房のすぐ下の節には、わき芽がないからです。だから、2〜3節下。
 もしくは、「葉っぱを2〜4枚つけて、わき芽の上で切る」。両方とも、言ってることはだいたい同じです。
 いずれにしても、葉っぱの付け根に出てる芽を確認して、ちょっと上で切ります。
 うーん、今日の内容、文章だけで説明すると、とっても難しいっ!