庭と椅子

niwazou2007-07-13

 招待券をいただいたので、先日「クレイアート(銀粘土細工)展」を見てきました。
 場所は「国立新美術館」です。そう、都知事選以来、何かと話題の黒川紀章さんデザインの。彼はけったいなオジサンですが、この建物は美しいです。
 館内から、カーブしたガラス壁を通して、外を見るのが好きです。
 前回来たときは「モネ展」の開期中で、館内はごった返しておりましたが、今回は大丈夫。座ってみたいと思っていた窓べりの椅子に腰掛けて、しばらく、ぼけらーっとしました。 
 背もたれの角度がちょうどいい感じ。ちょっとだけ目線が上に向くし、ラクだわぁ・・・と思って見ると、柱に、椅子についての解説が貼ってありました。
「CH25/イージーチェア Yチェアと同時の発売されたCH27をリ・デザインして1950年に誕生」
[:W150]!! なーんだ、Yチェアの仲間かい。これまたペーパーコードで編まれていて、いつも座っている自宅の椅子と、座り心地が似ていたのでした。
 それにしても、背中の反り具合が、いい。こんな椅子が庭にあったらいいのに・・・・
 さて、お庭やベランダに椅子を置くなら、まずひとつ。リラックスのための、座ってほっとする椅子を置くことをお勧めします。
 テーブルと椅子を置いて、庭で本を読んだりお茶をするの、というのは多くの人の憧れる風景です(実際に、そういうことをするかどうかは別として)。
 確かに、そういうガーデンファニチャーがあると、お庭のポイントにもなってよいのですが、なにせ、結構場所をとります。置いたが使わないとなると、庭を狭くするやっかいものにもなりかねません。
 ということで、まずは、あまり具体的な活用法にこだわらず、気持ちよく座れる、という点に絞って、椅子、ひとつだけ置いてみてはいかが?
 椅子がひとつあれば、庭仕事の合間に、洗濯を干したついでに、お天気のいい日に、ちょっと腰をかけて一息。お気に入りの椅子があれば、用がなくても、庭に出ることに抵抗がなくなる、かも。
 前出のイージーチェアみたいに、背面の角度がちょっとリラックス系だと、空に目が向いて、視線が変わるのもいいな。