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S邸に伺うと、1ヶ月前に咲いていた花たちも終わり、お庭は、緑が元気に育つ 「夏の庭」 に変わっていました。
花の咲く時期と期間は限られているので、だいたいの植物には、 「観賞期」 と 「そうでない時期」 があります。
右は、つい最近まで、青い花が清清しく咲いていた 「アガパンサス」 。 花びらが落ちたあとはこんな感じ。
これ、なかなか楽しい形じゃありませんか? 花火みたいで。
お花のような観賞価値はありませんが、私はこの姿も結構気に入っています。 だから、切らずにしばらくこのままです。
そして、お次は 「アスチルベ」 。
[:W150] アガパンサスよりずっと前に、お花が終わり、今はこんな風。
色はあせてしまいましたが (もとはピンク色) 花穂は原形のままです。 これはこれで、渋い。 だから、やっぱり切りません。
残った花がらは、枯れた感じがイヤよ、という場合はもちろん切ってしまいましょう。 アスチルベもアガパンサスも、花茎を根元から切ります。
これらは多年草はいわゆる 「一季咲き」 で、花の咲く時期は1年に1回ですから、このあと咲くことはありません。
大きく育てていきたいときは、タネをつけさせない方がいいので、花がらは早く切った方がよいけど、そうでなければ、切っても切らなくても大丈夫なのです。
花の盛り以外にも、葉が美しいものもあれば、こんなふうに咲いた後の姿に味のあるものもあります。
[:W180] ちなみにこれは、6月のはじめに咲き終わった1年草「ニゲラ」。
風船みたいな花がらの中に、タネがつまっています。 フワフワした感じが楽しい。
ニゲラは、ドライフラワーにしても素敵ですね。