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梅雨明けを待っていたら、7月ももうあと少しになってしまいました。
関東もそろそろなので、夏の庭作業について、少し。
「夏にいちばん大事な仕事は水やり」 庭植えの植物には、基本的に水やりは必要ないのだけれど、日当たりのいい花壇は、この時期だけは臨機応変に。
土がカラカラ、と思ったら、朝か夜のうちにお水をあげましょう。
「夏の水やりは、早朝か夜のうちに」 気温の高い時間にあげてもすぐ蒸発してしまう、というのもあるけど、大きな理由は、気温や日照と植物の活動の関係です。
植物は適温のもとで、光と水を使って光合成を行います。 光合成とは、自分のからだに必要なエネルギー(テンプン)を作ること。
必要なエネルギーの量は、植物によって決まっているので、必要量ができたら今日の作業は終わりです。
適切な時間帯に活動して必要なエネルギーを作り出せるよう、早めに水を補充してあげましょう。 遅くとも、10時までにはあげてくださいね (10時、かなり遅い、けど)。
活動に適さない高い気温下で、日中に水をもらっても、うまく活動できないので、そこんとこヨロシク、です。
なので、早朝の水やりは無理っ、という場合は、夜のうちにどうぞ。
「夏はNO肥料で」 基本、真夏は肥料はなくてもいいです。 この時期にも成長しながら次々と花を咲かせるものは、肥料をあげてもいいけど(ニチニチソウとか、ペンタスとか、・・)、あげなくてもいい、と思う。
“肥料やけ”ということばを聞いたことがあると思いますが、そうでなくても、お水がたくさん要る時期です。 肥料が水に溶けきらなくてそのまま残っていると、根が傷んだりすることがありますから。
夏のハードな時期。 弱ったカラダに無理矢理、栄養価の高いものを吸収しろ! と強要しては、いけません。
でも、肥料をやらないと何か調子悪い、という場合は、液体の肥料を薄ーくしてあげてくださいね。 夏は薄めにね。