帰省(3) 父の庭

niwazou2007-08-15

 写真は、以前「恐怖の二重鉢ガーデン」と名づけた、父の庭の一角です。
 水遣りの手間を軽減したいばかりに、やめられなくなってしまった「二重鉢」。いまだ健在です。
 2階、バルコニーであるこの庭には、土の部分はないので、植物はすべてコンテナ(容器)栽培です。
 もとは盆栽だったと思われる中途半端なサイズの梅や松が並んでる、と思ったら、どっかでもらってきたバラ、気に入って買ってきたらしいクレマチス、そしてなぜか、ネギとニラ。
 たいへん自由な感じで、いろんなものが育っています。
 そんな父の庭に、この夏、新顔がお目見え。
 小っちゃーいけど、池の手前に咲く「睡蓮(スイレン)」、見えますか?黄色いの。「ヒメスイレン」かな。
 控えめな色とサイズが、この枯れた感じの庭にちょうどいい。
 本来、土に埋めて使うプラスチックの池を、そのまま置いてんのはどうかと思うけど・・・・ この、こだわりのなさが、オヤジの庭なのだ。
 年季の入った岩や、カエルの置物も、オヤジ・テイスト。よく見ると、金魚も泳いでます。
 金魚も買ってきたのー?と聞くと、ボウフラを食べてもらおうと、孫(私の甥ね)に買ってきてもらったそう。
 赤いってだけで、フナみたいなヤツが2匹、からだをすり寄せながら泳いでました。金魚にも、特にこだわりはないらしいですが、その太り具合からして、それなりに愛情を注いでいるようです。
 なんのテーマもないけど、実はこの雑然とした感じ、私も好きなんです。この親にして、この子ありってことです。