伯母の庭
岡山に帰省した際に、近くに住む伯母の家でも、写真を撮らせてもらったんだった。
伯母の家は、純和風です。玄関の左手に「和室」、右手に「応接間」。
応接間の前は、写真のようになっております。ブロックを積んで、板を渡して作った「盆栽ガーデン」!(と、物干し)
完全にオリジナルですが、奥にいくほど高くしてあって、目も手も届くように工夫して作られています。
年季の入った松や花木から、野草まで。ざっと見渡しただけでも、裕に50鉢以上はありましょうか。夏は、さぞかし水遣りが大変でしょうが、どの鉢も元気です。
一方、左手の和室の前はというと。
ご覧のとおりの、純和風なお庭です。大きな石が据えてあって、灯篭(とうろう)もある。
こちらは、「眺めて楽しむ」日本庭園で、盆栽ガーデンは、さしずめ「手入れをして楽しむ」庭。
どちらも、そんなに広くはないんですが、それぞれの用途がはっきりしてるので、維持もし易い様子です。
お庭を作るとき、実際の庭の広さに関係なく、いろんな要素を盛り込みたくなるのが人情です。
が、限られた場所で、あれもしたいこれもしたいと思うと、収拾つかなくなったりするもので。
こんな風にいさぎよく、場所を区切って用途を決めてしまうと、後がラク。伯母の庭を見ると、いつもそう思うのでした。
さて、盆栽の手入れに励む伯母も80歳近くなって、これだけの数の面倒を見るのがちょっと億劫になってきたようです。
私が行く度に、どれか持って帰りなさい、と勧める伯母。いやいや、無理だし。
ずっと元気で、盆栽のお世話をしてて欲しいから、まだまだもらって帰ったりしないからねー。