粘着質だけど

niwazou2007-09-03

  これはどういう図かというと、お手入れの最中に 「花がら」 がエプロンにベタベタ・ネチネチくっついて、 「んもうっ、うっとおしいゼ」 と思っているところです。
 上の方にちらっと見える、この花は 「プルンバーゴ」 です。 「ルリマツリ 」ともいいます。
 この花を見た人は、9割方 「まあ、きれい!」 と思うに違いありません。 猛暑の中、咲く姿はとっても涼しげだから。
 赤みの混ざっていない、淡いブルーの花は、他にない色味。 まさに「清涼感のある」さわやかな花なのです。
 しかしながら。 見かけと違って、実は粘着質なプルンバーゴさん。
  ベタベタの原因は、花びらのついている 「ガク」 にあります。 
 ガクには柔らかい毛があって、それに粘着性があるのです。 このベタベタに、散った花びらもくっつく。
 触っていると、なんだか指がネチネチして、そのうえ黒くなります。 なもんで、時々イラっときたりしますが、長く咲いてもらうためには、やっぱり、花後に枝を切るのが大事です。
 だから、辛抱して作業を続ける。 黙々と。
 花は枝の先に咲くので、花が終わったら少し下の葉っぱのところで切って、次の芽が出やすいようにします。 この作業をやってると、11月頃まで、長ーく咲いてくれますよ。
 さて、ブルンバーゴの原産地は南アフリカです。 だから、以前は 「冬には室内に入れましょう」 と言われていましたが、最近ではその必要はなくなりました。
 東京くらいなら、問題なく冬を越します。
 樹形は、暴れん坊です。 自分で何かに絡んだりはしませんが、ツルっぽくびゅんびゅん枝が伸びるので、鉢植えならば支柱などに、地植えならばトレリスなどに留めていくと、きれいな形で楽しめます。