私の道具(2) ほうき

niwazou2007-09-12

 学校でも教わりましたが、庭の仕事をする人にとって、「作業後の掃除」はゼッタイ欠かせないことのひとつです。
 つまり、工事やお手入れで出たゴミは、ひとつ残らず取り除き、原状復帰して仕事を終えるということ。これはプロの「常識」なんです。
 今となっては、当たり前のことなのですが、以前の私には、決して常識ではなかった!
 学校の実習で、初めてマンション・エントランスの植栽を任されたときのこと。
 作業後、水を流した後のタイルを、ふたたび雑巾で拭くよう指示された時はちょっとびっくりしました。
 水では落ちなかった泥汚れも、残らず落として帰りなさい、と言われたのです。
 土足で歩く「外」の部分だから、少々の汚れはしょうがない、きりがない、と思ったのは甘かった。「それはプロの仕事ではない」と、指導担当のU先生は言いました。
 正直「ええっ」と思いました。季節は2月。ダウンを着こんでの作業でしたし。
 でも、このとき、一連の作業も去ることながら、プロの仕事の心構えを教えてもらったのです。感謝・感謝なのです。
 大人になると、こういうこと教えてくれる人は、どんどんいなくなりますもんね。
 ・・・とまあ、前置きが長くなりましたが。
 掃除というと、まず必要な道具は「ほうき」です。
 仕事先の、お宅のものを使わせていただくことも多いのですが、もちろん「myほうき」も用意してあります!
 ほうきって、そんなに違いはなかろう、と思われるかもしれませんが、私が愛用しているのは、写真のような、ブラシ(刷毛?)部分がプラスティック製のものです。
 見た目はおもちゃっぽいですが、このプラスティック製は、お庭の掃除にぴったりなのですよ。
 玄関掃き用のほうきには、一般に「しゅろ」とか「パーム」などを使った柔らかめのブラシがついています。小さいゴミも集めやすくてよいのですが、コンクリートのような、ざらざらした面を掃くときは、あまり役に立ちません。
 では、昔からある「竹ぼうき」はどうかというと、こちらは、つるつるした面が苦手。ちりとりにも入れにくい。
 このプラスティック製は両方をクリアします。特に、駐車場のようなコンクリート面、アスファルトなんかも掃きやすい。
 使いやすい道具によって、面倒な作業が軽減するのは、予想以上に気持ちのいいものです。
 ほうきを買い替えるときには、ぜひ、試してみてくださいね。