オリーブの実 その２

　自分ちのオリーブの木に、実がいっぱいなったらどうしますー？
　実がついたりなんかしたら、やっぱり、食べてみたいなーとか、オリーブオイル採れないかしら？とか考えるものですよね。
　しかし、オリーブ。残念ながら、そのまま食べることはできません。渋いんです。
　お店で売っている、瓶詰めなどのオリーブは、渋抜きをして、塩漬けにしたものですが、この「渋抜き」には、「苛性ソーダ」というものが必要です。
　苛性ソーダは、使い方に注意しないと危険な薬品なので、購入時に身分証明書が必要　・・・・てなことを考えると、少々、面倒。一般家庭では、ちょっと気軽に漬ける、って感じじゃないのです。
　しかし、渋抜きしないで、完熟したものを簡単に「塩漬け」という方法もあるらしいです。実際にやったことがないので、出来上がりは謎ですが、一応、手順をご紹介。
　黒く熟した実のタネを抜いて、食塩水（１０％）に漬けておくと、２ヶ月くらいで食べられるようです。味は？です。タネを抜くのが大変そうなのは予想がつくけど、ちょっとだけなら、試しに漬けてみてもいいですね。
　そして、じつは、自家製オリーブオイルも作れるのだ！！
　晩秋の頃、指でつぶせるくらいまで熟した実を収穫して、ポリ袋（ジッパー付きが便利）の上から指で実をつぶします。
　そうすると、そのうち表面に黄色いオイルが・・・３０分以上、気長につぶさなければならないようですけども、できないことはないのです。ただし、オイルの量は、実の重量の１割ということなので、採取量は、推して然るべしです。
　これらの手間と時間をかけてでも、トライする元気のある方は、ぜひ、おウチで加工してみてくださいね、オリーブの実。