千日紅

niwazou2007-10-23

 この時期の店先には、主に「ハロウィンのかぼちゃ」と、菊とかオミナエシ(女郎花)のような「日本の秋」を思わせる植物が並んでおります。
 洋風のお宅、ちょっと華やかなお花が欲しいなー、と思っている方は、もうちょっと待ってると、パンジーだの、ガーデンシクラメンだの、おなじみの冬の花がたくさん出てきますよ。
 さてさて、写真は店頭には少なくなっているかもしれないけど、今なお、元気に咲いている「センニチコウ(千日紅)」です。春にタネを蒔いて、夏から晩秋まで、ずーっと咲く1年草です。
 千日紅って名前を聞くと、日本の花っぽいですが、原産国はグアテマラとか、パナマとかそんな暑い地域です。だから、日本の冬は越せない1年草。
 似たような名前に「百日草」とか「百日紅サルスベリ)」とかあるけど、こんな名前がついてるのは、たいてい海外から入ってきた花です。
 日本原産の花は、桜を思い浮かべてみるとイメージしやすいけど、一斉に咲いてぱっと散る、花期の短いものが多いのです。
 だから、海外から入ってきた花が長ーく咲くと、うわっ、外国の花ってすごいわ・・・ってことで、百日、とか千日とか、そんなふうな日本の名前を付けた、らしい。
 センニチコウの場合は、この後さらに乾燥させて、ドライフラワーにしても色が変わらないんだから、まさに「千日」紅ですね。
 本名は、Gomphrena globosa(ゴンフレナ)です。今や、仏壇なんかにも供えられることも多い千日紅なので、イメージ、わかないなぁ、ゴンフレナ・・・。
 日本の住宅のブロック塀とも、なじんでます。好きだなー、こういう装飾ブロック!