復活・ホトトギス

niwazou2007-10-29

 1ヶ月前に、毛虫(ルリタテハの幼虫)にすべての葉っぱを食べられて、つんつるてんになり、もはや、今年の花は無理か・・・と思われていたS邸の「ホトトギス(杜鵑草)」ですが。(9/27の写真をご参照下さい!)
 いやー、咲きましたよ。新芽が出て、蕾がいっぱいついてます。驚きましたです。
 ホトトギスの花、よーく見ると、花びらのみならず、真ん中のおしべに至るまで、斑点が入っているんですよ。この渋い模様は、やっぱり春や夏じゃなくて、秋のイメージです。
 ホトトギスは、この模様が鳥のホトトギスの、胸やお腹にある斑点に似ているから付けられた名前なんだそうです。
 鳥のホトトギスは「目に青葉 山ホトトギス 初鰹」の、夏の渡り鳥。鳥のホトトギスが南方へ去っていくと、植物のホトトギスが静かに花を咲かせます。
[:W180]  ホトトギスは、丈夫で手間のかからない宿根草。冬に地上部がなくなっても、毎年、季節がやってくると、新芽が伸びてきます。
 ほかの植物が育ちにくいような日陰でも、結構、だいじょうぶ。元気に育ちます。
 今回「ルリタテハ」という思わぬ伏兵にやられてしまったものの、基本的には、病害虫の被害はきわめて少ないです。
 年数が経つと、写真みたいに大きな株になりますよー。