オミナエシ in 新宿
手前の黄色いのが、秋の七草のひとつの「オミナエシ(女郎花)」です。奥はススキです。
お盆くらいから咲くものが多いから、お花はもうとっくに終わってる頃かと思っていましたが、新宿のショップ脇の花壇で、きれいに咲いていました。
そろそろクリスマスのディスプレイに変わりつつある時期ですが、どっちかというと、やっぱりこの景色の方が、今の気分だよなぁ・・・。
オミナエシは、日当たりのよい山野に咲く、背の高い花です。
黄色く小さな花がこんもりと集って咲きます。派手な花ではないけれど、すっとした立ち姿は美しいです。
“美女(オミナ)を圧する美しさ”で「オミナ・圧し」なのだとか、女が食べる飯に似てるから「オミナ・飯」だとか諸説あります。
前者は、風情があるわ日本人っ、だけど後者は、女が食べるのは黄色いゴハン(粟やヒエ)だったのか!と、ちょっと哀愁感、漂います・・・。
オミナエシに対して「オトコエシ(男郎花)」って花もあります。
オミナエシによく似た白い花ですが、ちょっと茎が太くて葉が大きいくて、オミナエシよりちょっぴり力強くみえるから、男。いまじゃ、女も男もやや、境がうすーくなってますが、男と女を対にしたネーミングは、なかなか粋ですね。
オミナエシやオトコエシは、生育旺盛な宿根草です。1mくらいにはなるので、お庭に使うときは、ボーダー花壇の後方に植えるのもいいけど、背の低いものの間に点在させると、自然な感じが出て、素敵だと思います。