X’masとナンキンハゼ
きのう登場した「ナンキンハゼ(南京櫨)」。写真は、まだ紅葉していない木です。
ナンキンハゼは、「ハゼ」とついていますが、いわゆる「ハゼノキ」の仲間ではありません。
じゃ、なんで似たような名前がついてるのか、というと、ハゼノキと同じように種子から「蝋(ロウ)」がとれるからです。油分の多い種子は、石鹸を作るのにも利用されるそうです。
葉っぱの間に見える白いのが、ナンキンハゼの種子。
写真ではわかりにくいけど、実際に見るとなんとなく、ふわっと綿の玉がぶら下がってるようにも見えるのですよ。
種子は、白い粉に包まれているのです。
この種子、長い間、木にくっついたまま。だから、クリスマスの頃のナンキンハゼは、綿のオーナメントがついたようにも見えるんです。
装飾したツリーのように華やかではないけれど、自然が作ったクリスマスツリー。私はこの姿が特に大好き。
今年のクリスマス、是非、ご近所にナンキンハゼがないか、探してみてください!
ウルシ科のハゼノキの仲間ではないので、ナンキンハゼは、かぶれることもありません。かぶれに弱い方も大丈夫。お近くで、じっくり観察して下さいね。葉っぱの形もかわいいよ。
あ、お庭に植える場合は、広い場所へ。10m以上になる高木なので、よーく考えて植えましょう!
(昨日の正解は「タチバナ」でしたー。雛飾りに置くやつです。「ミカン」の仲間)